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古い船を いま動かせるのは 古い水夫じゃないだろう Part 2 [スノーボード]

バートン1992年版フリースタイルボードのラインナップ
FS BOARDS.jpg
たったこれだけ? そう、たったこれだけ。
フリースタイルボードも非対称にこだわっていたところがエラい。

ASYM(アシンメトリー=非対称)AIRが気に行って、この翌シーズンのヤツを手に入れたわけだけど、その板は20年たってもまだ現役で、今でも時々引っ張り出して乗っている。軽いのに適度な粘りもあって、エッジの切り返しがとてもやり易い。名器だったと思うけどなあ、もう造らないのかなあ非対称ボードは。

一方、フリースタイルブーツはこんな感じだった。
SOFT BOOTS.jpg
ん~、隔世の感がありますな。スノーボード創生期、専用ブーツなどなかった時代の先達たちは、SORELのカリブーというウィンターブーツを転用していたという歴史があるので、そのデザインからまだ脱却しきれていないのがわかる。

(参考画像)
SOREL.jpg

こんなヤワなブーツじゃ、トウサイドで板を立てるのはかなり難しい。足首より上もホールドできる3ストラップのバインディングもあったが、それじゃ着けたり外したりが面倒だ。そこで、神クレッグ・ケリーが便利なギアを発明してくれた。
KELLY TONGUE.jpg
ケリー・タン、懐かしいなあ。既存のアンクルストラップを外して、この舌ベロを替わりに着けると、トウサイド・ターンが少し楽になった。でも、何時間か滑っていると、タンの当たっている所が痛くなるし、装着の際にコツが要るし、何より収納時にかさばるという大きな欠点があった。

ケリー・タンは、その後ブーツの中に組み込まれるという形で進化した。この20年でフリースタイルブーツが最も進化したんじゃないかな。

その反面、バインディングだけが進化から取り残されている。バートンは、ステップインという素晴らしいシステムを創り出したのに、結局また振り出しのスタイルに戻ってしまった。ステップイン・システムのダイレクトな操作感は何物にも替えがたかったんだけどな。
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やまちゃん

吉田拓郎の話かと思いました~(笑)

スノボが流行る前はこの板を履いた人を多く見かけたような記憶があります。

八甲田で山スキーをするんでしたら現地ショップでガイドの友人をご紹介します(^o^)
by やまちゃん (2012-03-29 23:20) 

Ken

>やまちゃん さん

やはり、世代的にそうですよね~
あのアルバムが世に出た時、タイトルにものすごいインパクトがあったので、今でも強く印象に残っているんですよ。
当時、私はハードロック少年でしたから、日本のフォークにはほとんど興味がありませんでしたけど、拓郎の生き方には共感できましたね。流れに流されず、自分なりのスジを通すっていうことは大切だと思うんです。

八甲田の山スキー、わたしにゃそんなスキルはありませんですよ。現地のガイドさんに知り合いがいらっしゃるなんて、すご過ぎますわ。
by Ken (2012-03-30 00:09) 

あくせる

Kenさんもう生き字引の領域ですよ(^^)
自分はまだその頃はスキーヤーだったんですけど、
スノーボーダーは↑のようなブーツ履いてましたね。

板のブランドも、バートン、シムス以外は
ケンパーとかフーガーブーガーとか
そういうのが記憶に残ってますね。

ソフトブーツのバインディング、
昔々サロモンも試作を発表して時季発売と言いながら
結局発売しないままひっこめちゃいましたね。

なんだか昔の思い出がいっぱい蘇ってきました(^^)
by あくせる (2012-03-30 12:14) 

Ken

>あくせる さん

先ごろマイミクになっていただいた方なんか、スノーボード歴29年!と言われていましたから、私なんざヒヨっ子ですよ。

サロモンのステップインも不発に終わりましたねえ。
シマノも止めてしまったんでしょうか?
ステップインって、なんであんなに人気ないんでしょう?

古いギアに造詣の深い方のページがこちらにありますよ。
http://ameblo.jp/freecarver1965/


by Ken (2012-03-30 21:55) 

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