トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン @MOVIX倉敷 [映画(た)行]
満足度 ★★★☆
まず、メインタイトルTRANSFORMERSの「ズ」を省いてしまう意味がわからない。登場する金属生命体は一体ではないのだから、絶対にトランスフォーマーズとすべきだろう。おまけに、サブタイトルDARKSIDE OF THE MOONも「ダークサイド・ムーン」にしている。こういういい加減な英語を氾濫させて何とも思わないのが我が国の映画界や音楽界の常識なのだ。実に情けない。
それはさておき、トランスフォーマーと言われると、真空管アンプ造りが趣味の私には、こっちが思い浮かぶ。
今回、何と言っても残念なのは、ミーガン・フォックスが
このテの作品は、ストーリーより何より、CGとヒロインなのだ。ヒロインがあの女になった時点で30点減。CGが群を抜いて素晴らしかっただけに、とても残念。ま、メンズデー特別料金で鑑賞できたから文句は言えませんけどね。
むしろ、意外な人が出演していたので、かなり得した気分になれた。
意外な出演者その1は、ジョン・マルコヴィッチ。
「コン・エアー」での極悪人ぶりが最高だった。ダニー・トレホとのツーショットが美し過ぎる。
今回、ヒロインにきれいな白髪を褒められるシーンがある。ジョンは、かなり若い頃から頭髪が薄いので、あれはズラなのだ。髪のことを褒められて少し恥ずかしそうにする彼、わかっている人はあそこで笑えたはずだ。
意外な出演者その2は、フランシス・マクドーマンド。
「ファーゴ」では、人の良い田舎の警官しかも妊婦というコミカルな役だったのに、今回は都会的で高慢ちきなCIAキャリアの役を演じていたのが可笑しかった。シモンズ(ジョン・タトゥーロ)とかつて恋仲だったという設定も笑わせる。二人ともコーエン兄弟作品の常連だけに。
もうひとつ、出演者ではないが意外な歌が聞こえてきたのに驚かされた。サムが、勤務している会社でケン・チョン演ずるハイテンションな中国系アメリカ人にからまれる時、デビー・ブーンの " You Light Up My Life " が流れていたのだ。
ブーンといっても、「はこBOON」の親戚じゃございませんぜ。「砂に書いたラブレター」を唄っていたパット・ブーン様の娘じゃ。え~い、頭が高い!控えおろう!
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新ヒロインを、あの女扱いですね。ステキです〜!
マクドーマンドとタトゥーロ、ホントだコーエンファミリーですね!いま、改めてトランスフォーマーってスゴイと思いました。
by のむら (2011-08-08 22:07)
「あたしは貴族の出身なの。長い名前はその証よ。嫌なら憶えていただかなくって結構だわ。」っていう、タカビーな空気が感じられて、新ヒロインは好きになれませんねえ。
2作目はイマイチでしたが、この3作目は歴史に残る素晴らしい作品だと思います。あそこまで圧倒的なCGを見せられるとストーリーなんかどうでもよくなりますもん。
by Ken (2011-08-09 12:10)
親愛なる貴方へ。とにもかくにもブログ100件名達成おめでとうございます!
のむらさんのサイトへ先日遊びに行きました。ハリーポッターのCGでお楽しみ成されてる此方の方は、失礼かもですが…何とも私との似たようなテイストを感じました。
by でかのすけ (2011-08-11 13:28)
100件目でしたか、気にしていませんでした。
お祝いの言葉、ありがとうございます。
by Ken (2011-08-12 01:42)
こんにちは。女性長官、ファーゴのあの人でしたか・・・!
by YaCoHa (2011-08-15 23:51)
そうなんですよね~
彼女、シカゴ出身なので、今回シカゴの街が破壊しつくされるのを見て、どう思ったでしょうか。
by Ken (2011-08-16 09:00)
おはようございます。読み返しつつ、不思議と気になるのですが、「真空管アンプ造りが趣味」とは…Kenさんの事を書かれているのですよね?それに関連して「ブラックライト」の仕組みがいまいち解らず、未だに完成に至ってないのですけど…本編とは異なるコメント失礼しました。
by でかのすけ (2011-08-20 08:07)
真空管アンプ造りが趣味なのは、もちろん私ですよ。
電源トランスはパワー・トランスフォーマーと言います。
by Ken (2011-08-20 12:20)