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第9地区   @TOHOシネマズ岡南 [映画(た)行]

DISTRICT 9

 

 

 

 

 



満足度 ★

観に行った人が皆、良かったからって薦めてくれるんだけど、何となく"地雷"っぽい雰囲気がしたので、あえて木曜のメンズ・デイに鑑賞した。1000円だしね。

理屈抜きに単なるエンターテインメントとして観れば、そこそこ面白いとは思うけど、やっぱりどうしても気に入らない点が二つあった。

まず最初、ストーリーが科学的におかしいこと。

いくらサイエンス・フィクションとはいえ、最低限の科学的考察は必要だろう。「アルマゲドン」ほどひどくはないが、それに近いものがある。

もうひとつ、あくまでも「白人目線」で描かれていること。
「アバター」と一緒で、これにはかなり気分が悪くなる。

白人以外の存在をアバターでは先住民、この映画ではエビ(PRAWN)と呼んで蔑み、手なずけて搾取しようとする。文化の低いヤツらに教育を与えてやり(つまり、白人の文化に洗脳し)、住居を与えてやる(つまり、強制収容所にブチ込む)という図式は、これまで白人が世界中で侵略を繰り返してきた図式とまったく同じなのだ。わが国だって例外ではなかったはずなのに、よくこれを涼しい顔で見られると思う。

アメリカで、ニュージーランドで、オーストラリアで、先住民(実に嫌な言い方だ)たちがどういう状況に置かれているかを見てきた自分には、この映画を「楽しんで」観ることなんてできないなあ、悪いけど。

さ、明日は「シャッター・アイランド」を観に行こうっと。

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