天使の分け前 [映画(た)行]
満足度 ★★★
仕事もなく家もなく、暴力に明け暮れていた貧困層の若者が、ふとしたことからウィスキーの魅力に目覚め、良いウィスキーを造ることで社会に認められ、立ち直ってゆく話・・・かと思っていましたが、そんな凡百の陳腐なストーリーではありませんでした。いい意味で期待を裏切ってくれる作品です。
貧困層から抜け出すため、主人公はある策略を企てます。それに関しては賛否両論あるでしょうが、計画が思い通りに進まなくて神様から少し罰を受けたし、得た分け前を誰にも均等に分けたし、親身になって世話をしてくれた保護監察官にも素敵なプレゼントを贈れたので、大目にみてあげてもいいのではないでしょうか。
天使の分け前というのは、ウィスキーを樽に寝かせているうちに毎年2%くらいずつ蒸発してゆく分のことだそうですが、主人公たちに少しずつ分け与えられた幸せのことも表しているようで、とても良いタイトルだと思います。
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タグ:映画 天使の分け前
スコットランドの英語に触れたくてこの映画を観ました。
>とても良いタイトルだと思います。
同感。タイトルに惹かれますよね。ケン・ローチ監督には珍しくハッピーエンドの作品でした。良作との出会いに感謝です。
by ETCマンツーマン英会話 (2014-09-05 10:12)
>ETCマンツーマン英会話さま
コメントありがとうございました。
スコットランドのアクセント、私にはとても聞き取りにくかったのですが、雰囲気だけは楽しめました。いい作品でしたね。
by Ken (2014-09-08 00:27)
Kenさん、お返事ありがとうございます。
>スコットランドのアクセント、私にはとても聞き取りにくかったのですが、雰囲気だけは楽しめました。
スコットランドのアクセント、なんだかとっても癒される感じがして大好きなのです。
>いい作品でしたね。
ほんとうに。ケン・ローチ監督の昔の作品を見始めました。派手さはないのですが、心に深く響く力強いメッセージを感じます。
by ETCマンツーマン英会話 (2014-09-20 12:27)