バーレスク @TOHOシネマズ岡南 [映画(は)行]
満足度 ★★★★
今年はなかなか幸先がいい。最初からこんな作品に出逢えて。
映画は大好きだが、ラブストーリーとミュージカルは苦手で、スルーすることが多い。しかし、これはクリスティーナ・アギレラが主演ということで、何の抵抗もなく観に行けた。
アイオワのショボいダイナーで働く女の子が、将来の見えない田舎を飛び出し、大都会LAの「バーレスク」というクラブで働きながら、唄と踊りの才能を開花させるという、ありがちなサクセス・ストーリー。
しかし、そんな陳腐なストーリーなど、どうでもいい。この作品のメインは、クリスティーナの唄と踊りなんだから。ストーリーは、彼女のパフォーマンスをつなぐだけの存在でしかない。
とはいえ、名優スタンリー・トゥッチの要所要所をキチッと締める堅実な演技のおかげで、映画らしさも損なってはいない。
そして、ソニー&シェールの頃からもう40年以上もショービズの世界で活躍しているシェールの堂々たる歌唱を聴きながら、やっぱり彼女は「イーストウィックの魔女」だな、そう思った。
この作品は、ぜひとも映画館に足を運び、大きなスクリーンと臨場感あふれるサラウンドサウンドで鑑賞すべきだ。家庭用テレビで観たって、魅力の1%も伝わりはしない。
世界最高のパフォーマンスをスペシャル・シートで観せてもらった気分。それでたったの1200円って(レイトショー)、もうありがたくて涙が出るほどだった。
さらに、エンディング・テーマがまた圧巻。思いっきり意表をついた選曲に驚かされる。マリリン・マンソンの「The Beautiful People」をアレンジして使うとは・・・
ちなみに、オリジナルはこちら。
人を怖がらせるのが目的という彼のヴィジュアルは趣味が悪いが、その音楽性の高さから、彼の曲はさまざまなアーティストにカバーされているし、昨年秋に行ったメタリカのライブでは開演前にこれが流れていた。
今世紀最高のギター・リフが聴けるこの曲をエンディングにもってくるセンスの良さ、それをショーアップさせるアレンジの巧みさを見せつけられると、この分野ではまだアメリカが他の追従を許さないことを痛感する。
ついでにもうひとつ、クリスティーナ演ずる主人公アリを助けるジャックが、パーティーで、「この曲、大好きなんだ。」と言っていたのが、ボストンの「More Than A Feeling」、懐かしいですなあ。
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タグ:映画 バーレスク 感想
2011-01-17 23:52
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コメント(2)
トラックバック(1)
確かに…懐かしいですね。
by でかのすけ (2011-06-21 05:53)
懐かしすぎて 動画消されちゃってますね
by Ken (2011-06-21 10:26)