ザ・レイド [映画(ら)行]
満足度 ★★★★☆
RAIDっていうと、コンピューター用語を連想しますが、そうじゃなくて、「ガサ入れ」という意味の警察用語だそうです。人生初のインドネシア映画ですが、これが面白いのなんの。初めて「燃えよドラゴン」を観た時の、あのたとえようもない高揚感を思い出しました。
(あらすじ)
ジャカルタの麻薬王が支配する30階建ての高層ビルを、20人のSWAT部隊が急襲する。ビルの内部には麻薬工場があり、住民のほとんどは麻薬王の手下であるギャングたち。ガサ入れの情報はなぜか事前に漏れていて、ビルに侵入したSWAT隊員たちは無数の敵の餌食となる。
最初のうちは銃撃戦ですが、そのうちに銃弾が尽き果て、双方相乱れての肉弾戦に突入します。そこからがこの作品の真骨頂。インドネシア伝統のシラットという武術を駆使した、芸術的なまでに美しい武闘劇は、いやおうなく観る者を熱くさせます。
何より素晴らしいのは、武闘シーンにワイヤーアクションやCGを使わず、すべてガチでやっている点です。これがものすごくリアルで心を打たれます。
本来、アクション映画って、こういう風に汗まみれ傷まみれでやってたはずです。それがいつからかワイヤーを使うのが当たり前になり、ウソ臭くなってしまいました。この作品は原点を見なおすことを教えてくれているような気がします。ブルース・リーがいつまでも愛されるのは、徹頭徹尾ガチで演ってたからですから。
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タグ:ザ・レイド
2013-07-29 16:17
nice!(2)
コメント(2)
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へえ~なんか見たくなってきました!
GEOにあるかな~
by 6氏 (2013-08-19 19:02)
わお!6氏久しぶりじゃないですか!
これ、ハリウッド・リメイクが決まったみたい
ですから、GEOには必ずあると思いますよ。
絶対におすすめです。
by Ken (2013-08-24 21:12)