ドリームハウス [映画(た)行]
満足度 ★★★★☆
「ディスコード」に続いてまたホーンテッドハウスものを観ました。
ポスターは「シャイニング」を彷彿とさせますし、共演が「ザ・リング」のナオミ・ワッツですから、怖さを前面に出した作品かと思うのが普通でしょう。しかし、ダニエル・クレイグ主演で奥さん役はレイチェル・ワイズ、こんなに豪華なキャストでジム・シェリダン監督がわざわざ普通のホラーを撮るはずがありません。予想通り、ホラーの形を借りてはいますが、本質的には家族愛のドラマでした。
ストーリー(ネタバレなし)
同僚に「会社に住んでるのかと思ってた。」と言われるくらいワーカホリックだったウィルは、会社を辞めて郊外に念願のマイホームを購入し、そこでゆっくり家族と過ごしながら本を書き、作家としての第二の人生をスタートさせた。ところが、その家に次々と奇怪な出来事が起こるようになり、そこは5年前に起きた一家虐殺事件の舞台だったことがわかる。家族を守るためウィルは孤軍奮闘するが、事件を追いかけるうちに驚愕の事実を知ることになる。
本作はアメリカではコケたそうですが、それは役者の責任でもなく、監督の責任でもなく、ひとえに製作者側の責任だと思います。
まず、冒頭に述べたように、このポスターを観ただけでホラーが苦手な人は絶対に観に行かないでしょう。この作品はホラー仕立てにはなっていますが、家族愛のドラマなのです。それを前面に打ち出したポスターにすべきでした。
それから、最大の失策はアメリカ版予告編でしょう。ウィルが知る驚愕の事実、それをなんと予告編でバラしてしまってます。ありえんでしょ、そんなの。さすがに日本版ではカットされてましたが。
もうひとつ、とってつけたようなラストシーン。せっかく感動的なシーンで余韻を持って終われたのに、なんで最後に余計な小細工をするかなあ。これには役者さんたちも監督さんも猛反対したそうですが、結局製作者側に押し切られたようです。
とまあ、いろいろと興行上の問題があり、「ドラゴン・タトゥーの女」と「カウボーイ&エイリアン」に挟まれて、ぞんざいな扱いをされている本作ですが、良い意味で予想を裏切ってくれるし、とても観応えのあるドラマだったと思います。
TSUTAYAさん、これをホラーの棚に置いちゃいけませんよ。
← よろしければポチッとお願いします。
にほんブログ村
(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-
立て続けに観たくなるレポですな!
これなら相方ちゃんと観れるでしょうかw
ディスコードの方は( ´ノД`)コッソリ見る事にします。
ムカデ人間は絶対に見れませんヽ(´Д`;)ノパッケ見てただけでうなされた(笑)
by DRAGS-007 (2013-06-26 10:38)
「ゴースト/ニューヨークの幻」くらいのホラー度と思っていただければよいので、全然大丈夫ではないでしょうか。私は、どっちかというと泣けました。
「ムカデ人間」、特に「2」の趣味の悪さはダントツですからね~。絶対におススメできません。
by Ken (2013-06-26 11:44)