SSブログ

バイオハザード4  アフターライフ    @TOHOシネマズ岡南 [映画(は)行]

バイオハザード4.jpg
満足度 ★★★

このシリーズ、いちおう「3」で完結という話だったから、DVDトリロジーボックスを買ったのに、今頃になって続編ですかい。完結してないなら、ボックスセットなんか出さなきゃいいだろう。「SAW」シリーズでも痛い目にあっているだけに、つい溜息が出てしまう。

今回は、シリーズで初めての3D作品。でも、そんなことはどうでもいい、300円高くなるだけだし、あのメガネがうっとうしいし。

物語は渋谷のスクランブル交差点から始まる。降りしきる雨の中、傘もささず立ち尽くす一人の女性。色とりどりの傘が行き交う俯瞰から足元のアップとなり、さらに下から上へと徐々に女性像が明らかとなる。

あれっ?中島美嘉?と思ったのも束の間、前から歩いてきた男性(フジテレビアナウンサー牧原俊幸に激似)に襲いかかるというシーンで幕を開ける。この渋谷のシーン、実は巨大なセットらしい。撮影はトロントで行われたようなので、このシーンのために中島美嘉はカナダに飛んだということか?

前作でアンデッドのいない街ARCADIAを目指してアラスカに飛び立ったクレアたちを追って、アリスはまずアラスカに飛ぶ。しかし、そこには街などなかった。アリスはそこで、記憶を失ったクレアに再会し、二人でロサンゼルスを目指す。

彼女たちは、刑務所に逃げ込んで生き延びている生存者を発見し、飛行機を不時着させて彼らを脱出させようと試みる。塀の外には幾万ものアンデッドたち。二人乗りの単発機で、しかも滑走路などない刑務所の屋上から、いったいどうやって生存者たちを脱出させようというのか?
あとさき考えないにもほどがあるぞ。

そこで都合よく登場するのが、生存者たちに囚人として囚われている、元軍人のクリスという男。最初は暗くてよく見えない彼の顔が明らかになった時、思わず苦笑させられる仕掛けになっている。クリスを演じているのは、「プリズン・ブレイク」のマイケル役、ウェントワース・ミラーなのだ。
こういうお遊びがあると楽しい。

プリズン・イン・プリズンから開放されたマイケル、じゃなかったクリスの活躍で、彼らは無事に脱出することができ、ARCADIAにも行くことができるが、それはアンブレラ社のウェスカー議長による罠だった。ここからなぜか、マトリックスみたいになってしまう。ウェスカー議長はメタボ体型のエージェント・スミスみたいだし、銃弾をよける際のお約束のポーズなんかも、マトリックスそのもの。これも監督流のお遊びだったのだろうか?

シリーズ初回作から8年も経っているにもかかわらず、ミラ・ジョヴォヴィッチの容姿がほとんど変化していないのに驚かされる。彼女、もしかしたら本当にT-ヴァイラスを注射されているのではないだろうか、そんなことを本気で考えてしまうくらい完璧な仕上がりだった。

そして、何よりも嬉しかったのは、クレア役のアリ・ラーターが再出演してくれたこと。「ファイナル・デスティネーション」の頃に比べて円熟味が増し、今回はアクション・シーンもたっぷりあって、彼女の魅力を満喫することができた。次回作にも期待が高まる。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ← よろしければポチッとお願いします。
にほんブログ村
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 2

でかのすけ

来ました。再度チャレンジと呼ぶリベンジ。
by でかのすけ (2010-09-08 15:54) 

Ken

無事に来れたんですね。
by Ken (2010-09-10 01:18) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。